私たちが平和をつくる時代 「2023 ZENKOin横須賀」にご参加を!(山川通信2023年7月号)

長く梅雨が続き、各地で豪雨による被害が報道されています。人が作り出した異常気象と有限である地球をどう未来に残していくか…そんなことを考えながら、雨の中を歩きました。みな様お変わりなくお過ごしでしょうか。

私たちが平和をつくる時代 「2023 ZENKOin横須賀」にご参加を!

◆戦争の記憶の継承◆

先日、娘の結婚を母の墓前に報告するため帰省しました。岐阜県長良川の最上流、分水嶺のある山深い実家の裏山には、戦死した伯父と戦中・戦後を生きた伯母の歌碑が並んで建立してあります。

うらうらと こぶし花咲くふるさとの 

かの背戸山に 遊ぶすべもがも 山川弘至」

「山ふかく ながるる水のつきぬより 

なほとこしへの ねがひありけり  京子

伯父は1945年8月11日に台湾で戦死。亡き伯母は92歳の年にこの歌を詠みました。「ふるさと」から遠く離れた戦地で、伯父は何を想ったのだろう。伯母の「とこしへのねがい」とは何であったのだろう。

日本軍国主義による侵略戦争では、日本だけでなく中国や朝鮮など多くの人々の命が奪われました。沖縄戦では20万人以上が犠牲となりその多くが非戦闘員である住民でした。1945年8月14日、大阪京橋でも大空襲により推定600人もの市民が犠牲となりました。当時6万5千人が動員され東洋一の軍需工場と呼ばれた大阪砲兵工廠(大阪城敷地)にむけ、B29爆撃機145機が飛来したのです。

今年、戦後78年目を迎えます。戦争の記録は残っても、その時を生きた人々は高齢化し、人を殺し殺された記憶は失われつつあります。

◆岸田政権の戦争できる国作り◆

ヒロシマで開催されたG7は、ウクライナ戦争の継続・拡大と「核抑止力」を確認しました。岸田政権は、敵基地攻撃能力の保持や自衛隊基地強靭化、軍需産業育成に向け、5年間で43兆円という莫大な財源確保のために防衛力強化資金創設や復興特別所得税の転用などを盛り込んだ軍拡財源法を制定。「台湾有事」「朝鮮ミサイル発射」などで市民の危機意識を煽り、日米韓の軍事同盟を強化して大軍事演習を繰り返し、沖縄、琉球弧(南西諸島)などへのミサイル配備・軍事要塞化を進めています。

これらの動きは私たちの生活に大きく影響しています。今年2月20日には、大阪港にアメリカの強襲揚陸艦(全長約257メートル・F35戦闘機搭載)が乗組員2000人とともに入港しました。巨大戦艦の入港は戦後初めてのことです。目的は、初の陸上自衛隊との共同訓練「アイアンフィスト(鉄の拳)」と言われています。普段、私たちが認識していないところで実際に戦争ができる軍事態勢が作られつつあるのです。

また莫大な軍事費は、医療・教育・社会保障を解体し、市民負担を増大させ生活破壊を深刻化させています。高齢者医療の負担増、「子ども未来戦略」予算確保への社会保険料の上乗せ、介護保険制度の改悪などです。さらに労働法制改悪、原発推進のGX関連法、健康保険証廃止のマイナンバー法や出入国管理法の改悪、万博・夢洲カジノ誘致推進など、人間の命と尊厳を奪う施策が進められています。

◆国際連帯で平和をつくる2023 ZENKO in 横須賀◆

ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)は、アメリカ、韓国、沖縄・琉球弧などの反基地・平和運動と連帯する取り組みを進めてきました。特にZHAP(ZENKO辺野古プロジェクト)運動は、米連邦議会のアレクサンドリア・オカ

シオコルテス下院議員を通じて米国政府に署名を集約し全米各地に賛同議員を広げています。これは国際連帯運動で沖縄・辺野古新基地建設を止める一つの展望となっています。

大軍拡ではなく、対話による平和を!戦後78年目を迎えるいま、国際的な市民の連帯の力で平和を作り出していくことが問われています。アメリカ、韓国、イラク、フィリピン、沖縄と全国の反戦・平和の運動を結ぶ、『2023ZENKO in横須賀』に、ぜひご参加ください。

(オンラインで、大阪会場も設置します)

★2023 ZENKO in 横須賀★ 《7月29日(土)・30日(日)》

主なゲスト紹介

沖縄:上間芳子さん(沖縄平和市民連絡会)

沖縄:海勢頭豊さん(SDCC[ジュゴン保護キャンペーンセンター])

神奈川:村田弘さん(福島原発かながわ訴訟原告団団長)

アメリカ:ジェラルド・ダルボンさん(DSA[アメリカ民主主義的社会主義者])

韓国:対案文化連帯

イラク:サミール・アディルさん(イラク労働者共産党)

フィリピン:ポール・ガランさん(マバラドカ[戦争と貧困に反対する親と子の運動]議長・平和音楽家)ミャンマー:ティンウィンさん(法政大学法学部グローバル政治学科講師)

インド:クリシュナカントさん(インド・環境保護委員会)   

詳しくはこちら

日刊ゲンダイ デジタル版(2023.6.24)より抜粋
「国民のマイナ離れが岸田政権を直撃!拡大するカード自主返納、申請・利用登録も減少」

マイナカードは国外転出や有効期限切れの場合に返納する必要があるが、「使いたくない」「保有するのが不安」など自分の都合で「自主返納」することもできる。自主返納しても、いったん付与されたポイントは利用可能だ。

厚労省が5月に実施した調査によると、マイナ保険証の利用者の56.5%が「メリットなし」と回答。トラブルが表面化した6月以降なら、メリットどころか、デメリットを感じる利用者が増えているのは間違いない。  

岸田首相は総点検を指示したが、今、起きている混乱は政府がマイナンバーをゴリ押ししたからだ。自分で炎上させ、“火消し”するのはマッチポンプに他ならない。岸田首相の指示を受け総務省は22日、会合を開いた。 

「走りながらの総点検はあり得ない。いったん、マイナンバー関連のシステムはすべて運用を中止してから、総点検すべきです。例えば、このまま運用を続ければ、他人の医療情報をもとに診療や投薬をしてしまう恐れもある。発覚していないだけで、すでにそのような事案が起きている可能性も否定できません」

(「共通番号いらないネット」事務局 宮崎俊郎氏)  

全国保険医団体連合会もマイナ保険証の「運用停止」を訴えている。

署名のご協力ありがとうございます!

連日山川事務所(関目6丁目)にたくさんの署名のご協力ご返送があります。ありがとうございます。

❶ 大阪府&市へ➡カジノ誘致を撤回せよ。   ❷ 国&国交省へ➡カジノ認定を取り消せ。

今後は、大阪府市とカジノ事業者が「実施協定の締結」に進み、それを国交省が「認可」という段階へ今秋にも進もうとしています。7月末(返送締め切り)をめどに「誘致撤回!認定取り消し」の署名を大きく拡げ「府民は同意していない」との声を府市と国へ届けましょう。

とりくみの報告 6/23 国交省要請交渉&衆参「国土交通委員」への要請

前号の山川通信6月号でご案内していました、カジノ「認定」のでたらめさを追及する6/23国交省交渉に当会スタッフも複数参加しました。大阪府内各地から20数人参加し、カジノをストップさせた横浜市民の方や、全国各地からカジノあかんと集まった方たちと1時間半国交省職員と「認定」の問題点を追及し回答を得ました。

(「週刊MDS新聞」1779号4面に詳細)

衆議院第2議員会館にて

手前の左から、山川よしやす 大石あきこ議員、鳥畑与一教授

▶国交省観光庁 嶋田大輝課長補佐など4人の担当職員に対し、

・山川よしやす(6/23要請行動呼びかけ人「カジノ問題相談会」)

・大石あきこ衆院議員(れいわ新撰組)・鳥畑与一教授(静岡大)

の3人を中心に質問や問題点を追及しました。

▶認定に際し、付した「7つの条件」は、認定の必要条件ではなく、守っていただくもの」との責任回避の答弁に「法律上、指導監督の対象となる」と釘を刺しました。

▶カジノ来訪者数や収益根拠のあいまいさや、夢洲の土壌問題などは、追及に回答ももごもご「ご指摘の点は自分たちもしっかり考えないと」と答えざるを得ませんでした。

▶交渉の前には6グループで分担し、衆参両議院の「国土交通委員」(80名ほど)へ資料を届け(秘書対応が多かったが)、「大阪からカジノの問題を訴えに国交省要請にきた。資料を読んでいただきたい。IRカジノを地元住民は認めていない」と議員要請も行ないました。

6/24 「夢洲カジノを止める大阪府民の会」結成!

▶昨年1月から「カジノの是非は府民が決める 住民投票をもとめる会」という市民団体を結成し(山川よしやす事務局長)3~5月に住民投票を求める署名を大阪府内全域で集めました。

▶21万筆(法定数14万筆)もの署名が集まり、7月に臨時府議会を招集させました。しかし、たった半日、充分な論議もなく吉村知事も府議会も「住民投票の実施」を否決してしまいました。

▶10月に「大阪の未来は府民が決める 夢洲カジノを止める会」に会の名称を変更し、今年の春の地方選挙を「カジノ中止を!」を重要な争点として押し上げ、投票率をあげ、カジノに反対する首長や地方議員の当選をと取り組んできました。

▶『21万筆はこうして集まった』(署名活動のまとめ冊子)を、

署名集めに奔走くださった「受任者」の皆さんにお届けし、「大阪の未来は府民が決める 夢洲カジノを止める会」は会の役目を終えたということで、会を一旦閉じることになりました。

上に簡単な経緯を書きましたが、カジノが「認定」され、これからいよいよ府民の反対行動が大事になるため、新たな市民団体を立ち上げました。

6/24午後、PLP会館に70名ほどの人が集まり、『夢洲カジノを止める大阪府民の会』を結成し、山川よしやすが事務局長に決まりました。(連絡先事務所:関目6-4-2-103)

活発な意見が続く。この後近くの商店街で情宣。

どなたでもご参加ください

1 水よう定例会 毎週水曜日 19:00~21:00 @山川よしやす事務所

※定例会テーマは変更になる場合もあります。ご了承ください。こんなテーマ希望大募集!
・7/12(水)7/20ワンディアクションへの取り組み
・7/19(水)7/20ワンディアクションへの取り組み
・7/26(水)7/30ZENKOカジノ分科会に向けて
・8/2 (水)ZENKO in横須賀の振り返り など

2 7月 の取り組みにご参加を!

★ZENKO 実行委員会★
7/2(日) 14:00~16:00
7/16(日) 14:00~16:00
 @LAGセンター2F(城東区蒲生1-6-21)

▶7/29-30 ZENKO in横須賀に向けて など

❶ 7月20日(木) ワンディアクション
大阪府・市は市民の命や暮らしを守る責務があります。行政に要求の声を束ねて要請行動を行います。
大阪府への要請・カジノ・貧困対策・コロナ対策
・コロナ後遺症への生活保障要求
・教育無償化の問題  など
 大阪市への要請・カジノ・介護保険料高すぎる「下げて!」
・マイナー保険証問題・貧困対策
・コロナ対策 など
(集合の時間や場所は後ほどお知らせします。参加ご希望の方は 森:090-3275-7312までご連絡を)

➋ ZENKO in横須賀(詳しくはカラーリーフご参照ください)
7月28日(金)ワンディアクション 
平和船団に乗船 横須賀軍港フィールドワークなど
7月29日(土)オープニング&メイン集会 コンサート
国内外のゲストとともに東アジアでの戦争を止めよう!
7月30日(日)16の分科会で交流論議を深めよう。

▶月曜 午前➡区役所前 ▶水曜・金曜 朝の辻立ち➡各駅頭
▶水曜 夕方 ・ 金曜 昼前➡各スーパー前
※今は カジノ「認定」取り消しを!という署名(国と府市2種類)を中心に取り組んでいます。(詳細は森まで 090-3275-7312)

山川通信

2023年7月 第93号
バックナンバーはこちら


コロナ緊急何でも相談

山川よしやす事務所へ
ご連絡ください♪
TEL:06-6936-3073
メール:heiminnokaiosaka@gmail.com

コロナ労働相談

「解雇・雇い止め、内定取り消し、休業補償なし」など
なかまユニオンへ

TEL:06-6242-8130
大阪市都島区東野田町4-7-26
和光京橋ビル304
https://www.nakama-union.org/

山川よしやす事務所
TEL:06-6936-3073
Mail : heiminnokaiosaka@gmail.com
〒536-0008 大阪市城東区関目6丁目4-2
カサビアンカ関目103号室(関目小学校の南側)

・京阪電車 関目駅東口から徒歩5分程
・地下鉄今里筋線 関目成育駅から徒歩6分程
・地下鉄谷町線 関目高殿駅から徒歩10分程

Follow me!

ご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ・ご意見・ボランティアへの参加大歓迎!
“社会を変えたい、大阪を変えたい”と考えておられるみなさん!
平和と民主主義をともにつくる会・大阪と共に声を上げましょう。