• 敗戦80年 平和を考える 戦争に傾く高市政権退陣を!(山川通信12月号)

    大阪の12月2日の午前6時47分。目覚めてもまだ暗い。窓を開けると冬の寒気がスーッと入り込みひとつ深呼吸。1年があっという間に過ぎたように感じます。みな様、インフルエンザが流行しています。どうぞ体調など崩されませんように。健康で年末年始を迎えられますように。

    さて、1945年の敗戦から今年は80年を迎えた年でした。ほんの少し前までは戦争をご自身の原体験として心に刻み、その恐ろしさや愚かさを語ってくださる方が家族や友人など身近におられました。

    その存在は、直接戦争を知らない私たちにとって本当に大切なものだと改めて考えさせられます。

    敗戦80年 平和を考える 戦争に傾く高市政権退陣を!

    ◆パレスチナの友人の言葉◆

    11月11~17日、パレスチナからPWSU(パレスチナ労働者闘争ユニオン)委員長のモハマド・アローシュさんが来日し、広島・横浜・大阪で講演集会を開催しました。アローシュさんと約一週間、寝食をともに過ごすという貴重な経験をさせて頂きました。

    大阪城公園に連れて行った時のことです。伊丹空港へ向かう飛行機の音に彼が反応し、空を見上げたのです。私は彼に、「大丈夫…大阪は爆撃されませんよ」と言いました。その時のことを、彼は後日以下のように記しています。

    ▸私は笑ったが、その言葉は心に痛みを残した。“爆撃されない街”と“火の下に取り残される街”―その差についての深い問いが、胸に沈んだ…(略)…日が経つにつれ、私は大阪を単なる旅の通過点ではなく、“人間を抱きしめる広い胸”のように感じるようになった…(略)…パレスチナが私とともにその街を歩いたとき、永遠に消えない光をそこに刻んだからだ。

     また彼は講演会で、こう述べました。

    「広島の原爆資料館の中にいた時、パレスチナ、特にガザの子どもたちのことを思い出しました。同じ犯罪です。今も継続されています…私は占領されている土地から来ました…パレスチナ人たちはまだジェノサイドの中にいて…毎日のように殺され続けています。この2年間ずっと食べ物がない…毎日…人が殺されています。家族全員が殺されるのです。子どもも女性も年配の方も…子どもたちも親が殺されて、今、親がいない状態なのです…約80年前に広島で犯罪が起こりました。同じように約80年前からずっとイスラエルによって犯罪が続けられています…私たちは…普通に人間として生きていきたいと望んでいるのです…50年後、私もジェノサイドを生き延びた一人であると思われるようなことがあるかもしれません」と。

    イスラエルによる数万人ものパレスチナ人の虐殺。アローシュさん自身もイスラエル軍により不当に刑務所に入れられ、家に踏み込まれるなど、幾度も生き延びてきた人なのです。いま現実の殺戮の中に生きる人が語る「平和」というただの一言さえ、とてつもなく重みがあります。

    ◆高市早苗首相の言葉◆

    高市首相は国会という公式な場で、現職首相として初めて「台湾有事」を「存立危機事態となりえるケース」として答弁しました。自衛隊の武力行使・介入・参戦の可能性を公言したのです。日本は中国との国交正常化の過程で〝一つの中国〟を原則として「台湾」との国交を断絶しています。ですから高市首相の答弁は、まさに〝中国と戦争する〟と述べたに等しいことになります。中国が国連でそれは「侵略行為」であると厳しく批判し、撤回を求めたのは当然のことです。

    また高市首相の発言は、「日本が戦争に巻き込まれる」というだけでなく、東アジア全域の軍事緊張を極限まで高め、そこで暮らすすべての人々の命を危険にさらしています。アローシュさんの言葉とは比べるまでもありません。命を軽んじているのです。

    高市首相は、平和外交を重んじるのではなく日本を「戦争する国」へと変えようとしています。安全保障関連3文書を改定し、軍事費を対GDP(国内総生産)比2%へ前倒して増額。

    「中期防」=「中期防衛力整備計画」5年ごとに見直す。2023年より名称を「防衛力整備計画」と変更。

    核搭載可能な原子力潜水艦の保有と全国への長射程ミサイル配備。さらに戦略的な「危機管理投資」で軍需企業を育て武器の輸出さえ進めようとしています。そして連立を組んだ日本維新の会もそれに同調しています。

    敗戦80年。平和な世界をつくるために声をあげていきましょう。

    【 12月2日  山川よしやす 】

    大阪──淀川に映る光

    モハメド・アローシュ

    大阪は、私の日本での旅の始まりを包みこんでくれた最初の都市であり、他の街々を巡った数日後、再び戻ってきた場所でもあった。
    まるで、道が広がる時も狭まる時も、そこから人間的な温もりへ入っていくための“門”のような存在。
    そして最初の瞬間から、大阪は「一度訪れて終わる街」ではなく、“心が家族のような何かを残してしまうからこそ戻ってくる街”だと感じた。
    大阪は、川が静かに落ちてきた石を受けとめるように、訪問者を抱きとめ、そのまわりに光と水と鼓動を巡らせる。

    滞在の初めの頃、私の周りはすべてが輝いて見えた。
    話し、笑い、息づく街路。

    歩くだけで物語になるような商店街。
    黒門市場では、売り手たちの声と魚の色、季節の果物が入り混じる中で、私は初めて、有名な“大阪のたこ焼き”を口にした。
    熱い旨味が口の中で弾け、まるで街そのものが私の肩に手を置き、“試してごらん、味わってごらん、そして忘れないで”と語りかけてくるようだった。(まだまだ続く。紙面の都合で後略。)

    アローシュさんの詩の続きは、 「ZENKOのHP」でぜひご覧ください。

    取り組みのご案内:12月27日(土)「カジノは日本のどこにもいらない(仮題)」 夢洲カジノを止める大阪府民の会 講演集会

    12月27日(土)@大阪市立住まい情報センター(「天神橋筋六丁目駅」下車すぐ)
    14:00~16:30(13:30受付開始)
    17:00~ パレードスタート
    ◆参加協力券500円

    講演:「カジノは日本のどこにもいらない(仮題)」
    講師:鳥畑 与一さん(静岡大学教授)

    鳥畑 与一さん
    静岡大学人文社会科学部経済学科教授。著書に『カジノ幻想』など

    ▶政府は大阪に加え、IR・カジノ整備地域2か所の追加選定に向け動き出しました。全都道府県と政令指定都市を対象に意向調査し、希望する自治体があれば申請を再び受けつける方針です。

    鳥畑先生の講演や各報告などを通じて、IR・カジノの問題を参加者皆で確認し、2026年スタートから「カジノはどこにもいらない」という運動を進める方針を皆で話し合いたいと思います。

    ▶また政府は日本維新の会とともに来年通常国会へ「副首都機能整備推進法案(仮称)」の提出を狙っていると言われています。これまでの案では、副首都の申請要件の中に特別区設置が記載されており、特別区設置法における3度目の住民投票が必要とされることになります。この集会を通じて、カジノ誘致問題、副首都構想、経済特区などの問題点を明らかにしていきます。

    大阪IRは、今年4月に本体工事に着手し全国に先駆け計画が進行中です。「カジノは日本のどこにもいらない 100万人署名運動」や大阪府、大阪市をはじめ自治体への要請行動などについて討議します。

    ▶また万博工事未払い問題は、現在なお未解決であり、多くの被害者が救済を求めています。

    ▶集会後、今年最後のパレードに取り組み、市民に「カジノは日本のどこにもいらない」を大きくアピールします。皆さん、どうぞご参加ください。

    取り組み報告

    11/8(土)ミュージカル「私はここだ!」熱演に大きな拍手!

    市民劇団:『月桃の花』歌舞団

    【観た方の感想】

    《エイサー&ダンス》

    *エネルギーに溢れていた。楽しそうに踊っている姿に未来への希望を感じた。

    *全体の掛け声と太鼓の演舞、迫力があってかっこよかった。

    《ミュージカル「私はここだ!」》

    *現代と沖縄戦をリンクさせ、人間らしさや、生きることを軽んじる社会や軍隊に対する強いメッセージが素晴らしい。

    *現代の競争社会がすでに「戦場」と化しているんだと感じた。こんな社会に「ノー」を突きつけるたくましい言葉が「私はここだ!ここにいるんだ!」だと感じた。みんなの真剣な思いが心に響いた。

    パレスチナより緊急来日!広島・神奈川・大阪集会
    モハマド・アローシュさん 日本からの連帯、BDS行動の強化を と訴える!

    大阪集会

    「イスラエルは子どもの未来を殺した。私たちにとって子どもが人生で最も重要ではないかと思う。私たちが平和を求めるのは子どもたちのためです。たくさんの子どもたちが親を亡くし、手足を切断された。一週間何も食べてない子もいる。」

    「皆さん、日本政府・企業に圧力をかけてイスラエル支援をやめさせてほしい。ボイコットや制裁を強化してほしい。日本の資金がイスラエルにわたり、子どもを殺すことに使われないようにしてほしい。」

    「私たちは本当の平和を求めている。それは独立国家をつくることであり、自分の土地で平和に暮らすことだ。パレスチナの問題を終わらせ、人間の未来をともにつくろう!」

    山川会は、みんなの手形を押した連帯バナーを贈る。

    どなたでもご参加ください

    1 12月の大阪ミーティング ★どなたでもお気軽にご参加ください。

    12/14(日)10:00~12:00 ラグセンター2F(蒲生1-6-21)

    (今までの水よう定例会を4月より月1回ミーティングに変更しています。)

    《テーマ》
    *12/27カジノ反対大集会の企画について
    *カジノ反対や「万博赤字に府市民の税金を使うな!皆が安心して暮らせる府市政の実現を求める署名」の取り組みなど

    ・水曜は大阪ミーティング運営の準備も兼ねた事務局会議として開催します。
    ・12/10(水)・12/24(水)19:00~21:00 @山川よしやす事務所

     12月の取り組みにご参加ください♬

    ★沖縄連帯&パレスチナ侵略するな!行動 (「ZENKO」と共に) 

    12/7(日)ZENKOスピーキングツアー 大阪集会 

    13時~16時(集会後デモあり) @住まい情報センター(天六下車)

    ゲストスピーカー:呉羽 真弓さん(祝園ネット共同代表)

    ★「祝園分屯地に長射程ミサイルを保管・配備しないよう求める署名にもご協力ください。《呼びかけ団体》京都・祝園(ほうその)ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク(略称:ほうそのネット)

    12/18(木)ZENKO関西 BDSイスラエル協力企業へ要請行動

    12:15 大阪メトロ南港ポートタウン線「中ふ頭」駅改札集合
    12:30~13:00 ファナック大阪支店 14:10~14:40 三菱重工関西支社
    14:50~15:20 IHI関西支社
    16:00~17:00 大阪市役所前 まとめ報告&街宣

        

    ★万博&IR・カジノ中止!の行動(「夢洲カジノを止める大阪府民の会」&「ZENKO」と共に)

    12/27(土)「府民の会 カジノ反対大集会」@住まい情報センター

    講師:鳥畑 与一さん 14:00~16:30(終了後デモあり)

    ❷ 2026年2/9(月)カジノ差止め訴訟裁判 口頭弁論期日

    11:00~(大阪地裁202号法廷)

    ★脱原発・反原発の行動(「ZENKO 関電前プロジェクト」と共に)

    12/13(土)「被爆体験をたどる映画上映会(反原発交流会)

    13:00~16:00 @ラグセンター 参加費:500円

    ❷ 12/31(水)関電前大晦日アクション18時~21時@関電本店前

    ZENKO 実行委員会

      12/14(日)  14:00~16:00

    @会場:ラグセンター2F(蒲生1-6-21)

    ★ZENKO実行委は基本月に1回開催

    3 その他「山川会」の取り組みなどにご参加ください♬       

    ▶月曜 午前➡区役所前 ▶水曜・金曜 朝の辻立ち➡各駅頭

    ▶火曜~日曜の昼前や夕方(随時)➡各スーパー前など

    「市民の国際連帯で東アジアから戦争を止めよう!」署名など取り組み中。

    (詳細は森まで 090-3275-7312

    山川通信

    2025年12月 第118号
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