カジノ誘致撤回の運動はこれから!来年の知事選、大阪市長選、 府市議会選で、維新を倒そう!(山川通信2022年8月号)

連日の猛暑、みなさまいかがお過ごしですか。熱波と豪雨による被害が各地で起きています。グローバル企業による大量生産と消費、自然破壊への警鐘と受け取り、これからの社会の在り方を考えていきたいものです。

また7月10日投開票の大阪市会補欠選挙に立候補し、「カジノ住民投票の実現」を掲げ、全力で戦いました。みなさまから12,501票という大きなご支持をいただき次点という結果でした。深く胸に刻み、引き続き努力してまいります。

カジノ誘致撤回の運動はこれから!
来年の知事選、大阪市長選、 府市議会選で、維新を倒そう!

民意を踏みにじった維新・公明!

カジノ住民投票条例制定直接請求署名運動は、法定数を大きく超える21万134筆を集めました。7月21日に吉村知事に署名簿を提出し、住民投票条例の直接請求手続きに府民600人が大阪府庁舎前に集まりました。7月29日には大阪府議会臨時会が開催されました。私も含め6人が吉村知事を目の前に、「意見陳述」を行いました。

驚くことに吉村知事は私と眼を合わせようとしません。私が吉村知事に、「やっとお会いできた。こちらをお向きになりませんか?」と問うても下を向いたまま動かない。テレビに映る知事とはまるで別人。情けない知事との印象を持ちました。

維新・公明会派は大阪府民の声に背をむけ、民主主義と住民自治を踏みにじり、住民投票条例案を否決しました。しかし誰も諦めてはいません。カジノ撤回の意思はより強固なものとなり、維新支配の府市議会への怒りは増大しています。

21万筆の署名とそれを集めきった府民の運動の力は、私たちが考えているよりはるかに大きな影響力を持っています。保守系の自民会派は、住民投票に賛成する立場から「修正案」を提案。自民保守会派の皆さんも住民投票を尊重する姿勢を示してくださいました。

豊中市議会や富田林市議会、熊取町議会では住民投票の実施を求める意見書が可決され、大阪弁護士会会長の声明も出されています。

カジノ誘致計画白紙撤回の知事・市長・議員を!

今必要なことは、あきらめず継続する市民による運動です。「議会で決めた」と逃げようとする維新を、大きく追い詰めていくのです。私が事務局長を務める「カジノの是非は府民が決める 住民投票をもとめる会」は、9月30日(金)に、「カジノはいらない!カジノ誘致計画の撤回を求める東京大行動」に取り組むことを決めました。

現在、「区域整備計画」の認定審査を行う国に対して、大阪府民の意思を示し、認定させない運動を作るのです。大阪府72市区町村から大代表団を東京・国会に送り、横浜、和歌山、長崎など全国のカジノ誘致反対の市民と連帯し、「日本のどこにもカジノはいらない」とする大行動にしていく予定です。

カジノが誘致されてしまったら、これから50年以上大阪市は借金を背負うことになります。地域はカジノ経済に飲み込まれ、中小零細企業や自営業、商店街は衰退します。ギャンブル依存症と治安悪化に苦しみます。そんな未来は、誰も望んではいません。コロナ第7波により、またも大阪の死亡率は全国1位となりました。維新府市政は、カジノ誘致には税金を使っても、市民の命と生活を守るためには公費を出さない。こんな維新政治を変えなければなりません。

来年の大阪府知事選挙、大阪市長選挙、大阪府市議会選挙で「カジノ計画白紙撤回」を掲げる候補者を擁立し、勝利させ、大阪の維新政治を終わらせましょう。

2022.8.10 山川よしやす(義保)

21万府民の願いに背を向ける吉村知事&維新・公明大阪府議の皆さん! あなた達は府民の代表ではないのか?!

3/25から5/25まで、2か月間取り組まれた「カジノの是非は府民が決める 住民投票を求める署名」は、たくさんの府民の皆さんが「受任者」(1万人近くの方)となり、連日街頭や知人に呼びかける活動に取り組みました。それに応えて署名くださった方は署名総数210,134筆(うち有効署名数192,773筆)という、法定数14万6500筆をはるかに超える壮大な数となりました。府民の思い、願いが詰まった署名簿の段ボール箱がトラックの荷台に山のように積まれ、7月21日(木)正式に大阪府に提出されました

各地域の署名数のプラカード掲げ、喜び爆発!
トラックにうず高く積まれた署名簿の山。
地域責任者リレートーク。城東区の森さんの番。
「吉村さん、やっと会えましたね」と切り出す山川義保事務局長。

署名提出を受け、吉村知事は7月29日(金)臨時府議会を招集。しかし半日だけの本会議。委員会審議もなし、府民の意見陳述は6人でたった30分というお粗末さで、維新・公明議員などが即日否決

「住民投票をもとめる会」は、否決にあたり民主主義と住民自治を踏みにじる暴挙に断固抗議し、これからも運動は次なるステージへ歩むと、

抗議声明」を出し、記者会見に臨んだ。

★6人の意見陳述は、「大阪府議会」HP(議会中継)から視聴できます。

★「vosaka.net」住民投票をもとめる会HPからも視聴できます。

* * *

5/10関西テレビ「よんチャンTV」でも紹介された四条畷市の請求代表者、山本啓一郎さんの意見陳述より(一部抜粋)

カジノは必ずギャンブル依存症の人を生み出す、そのことによって『生活が激変し、夢を諦め暗い青春を送らねばならない子どもたち』をたくさん作るということです。

「依存症対策をしっかりやりますから大丈夫です」という言葉ほど無責任なものはありません。

時系列で考えてみてください。Aさん最初誘われカジノに行き少し儲けました。だんだんカジノにはまり貯金はなくなり、子どもの学資保険解約、友人から借金、カードローンも限度額、いよいよ会社の金を使い込み、クビに。

このAさんにどの時点で依存症対策が及びますか?

貯金がなくなった時?友人からの借金?違うでしょ、どうにもならなくなった使い込み、刑事罰、この時点しか把握できないでしょう。その時、子どもはどうなっていますか想像してみてください。(中略)「子どもの不幸の上になる経済再建」など何の意味がありましょう。

カジノ中止を!の取り組み 今後の方針

❶ 国が現在、大阪府の「区域整備計画」(=カジノ計画)について審査中。国への、「許可を出すな!」という要請行動。(岸田首相と国交大臣あての請願署名、国会省庁(国交省の観光庁など)への要請

※9月30日(金)東京行動・国交省などへ要請、銀座デモなど(予定)

❷ 大阪の融資銀行(三井住友銀行・三菱UFJ銀行)や20社の融資会社などへ「カジノ=ギャンブルへの融資は中止せよ!」という要請や、社前で利用客や街を通る人々に問題点を広く訴える街頭行動など。

❸「住民投票をもとめる会・城東」は住所を「関目4-1-15に移し、引き続き連絡先は森あつこ(090-3275-7312)で取り組みを続けます。「カジノ住民投票運動の写真展」などの企画も準備・計画中。

国葬反対

▶岸田首相は、9月27日(火)に安倍元首相の「国葬」を実施すると閣議決定しました。しかし、「国葬令」は1947年に失効され、何の法的根拠もありません。

▶また安倍元首相が「長期政権」のもと、果たしてきた様々な政策は私たちの民意とかけ離れ、とりわけ、2015年の集団的自衛権行使を可能にし、米軍への後方支援を大幅に拡大する「安全保障関連法」(「戦争法」)の強行成立など、憲法9条破壊の暴挙もありました。それに危機感を抱く全国の人々が国会前に詰めかけ、10万人以上の波が国会を包囲し、大阪でも3万人の人々が扇町公園で「廃案」を訴えたことは、大きな出来事でした。

▶また、「森友、加計、桜を見る会 問題」など数々の疑惑に国会での虚偽答弁を繰り返し、真相解明に口をつぐんできたのが安倍政権ではなかったでしょうか。

▶葬儀とは弔いの儀式で、死者を悲しみ悼むのは、一人ひとりの心の問題です。「国葬」は、国民こぞって悲しみ悼めと強要することで、憲法19条「内心の自由」に抵触するものです。

▶戦後の首相は「内閣・自民党合同葬」が最近は慣例で、直近の2020年に行われた中曽根康弘氏の内閣・自民党合同葬には、費用の一部約7959万円が国費から支出されました。

▶国民にこぞって弔意を強要する、安倍元首相の「国葬」(費用は全額国費で負担)には、反対します。

★「共同通信社」世論調査(7/30~7/31)

安倍元首相の国葬に

反対  53.5%

   賛成  45.1%

・統一教会と政界の関わりの実態解明

必要    80.6%

必要ない 16.8%

ZENKOが提起している「国葬反対」署名に賛同し、当会も取り組みます。

《締め切りは9/20。署名ご希望の方はご連絡を。》

【請願事項】

  1. 法的根拠のない「国葬」の閣議決定を撤回し、中止すること
  2. 思想・良心の自由を侵す半旗など弔意の強制を個人・自治体に対して行わないこと
  3. 政治を私物化した「モリ・カケ・桜」など安倍政治の問題点について国会で明らかにすること
  4. 「国葬」を利用した憲法9条改悪など、戦争できる国づくりをやめること

ご参加下さい

水よう定例会 毎週水曜日 19:00~21:00 @山川よしやす事務所

「安倍元首相国葬反対」署名 街頭行動(「ZENKO大阪」と共催で)

8月7日(日)  16:30~17:30
  8月13日(土)  16:30~17:30

@どちらも京橋京阪モールにて

大阪総がかり行動実行委よりのアクション

❶ 8月19日(金)18時~ 国葬反対!京橋駅スタンディング街頭宣伝

主催 おおさか総がかり行動実行委員会 
担当 大阪憲法会議・共同センター   
※プラカード等は、参加者各自で持参する。

❷ 9月19日(月・祝)14時~ 
国葬反対!大阪集会とデモ @PLP会館5F大集会室 
集会14:00開始 終了15:30
お話 高作正博さん(関西大学法学部教授)
16:00~デモ  梅田西方面へ  17:00~スタンディング 梅田周辺

主催:市民5団体(とめよう改憲!おおさかネットワーク/関西共同行動/ZENKO/ロックアクション有志/しないさせない戦争協力関西ネットワーク)
協賛:おおさか総がかり行動実行委員会

❸ 9月26日(月)18:30~ 国葬反対!集会とデモ
集会 18:30~(30分強)19:10~ 西梅田へデモ 主催:おおさか総がかり行動実行委

山川通信

2022年8月 第87号

山川よしやす事務所
TEL:06-6936-3073
Mail : heiminnokaiosaka@gmail.com
〒536-0008 大阪市城東区関目6丁目4-2
カサビアンカ関目103号室(関目小学校の南側)

・京阪電車 関目駅東口から徒歩5分程
・地下鉄今里筋線 関目成育駅から徒歩6分程
・地下鉄谷町線 関目高殿駅から徒歩10分程

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